「ブログ副業を始めたいけれど、毎日記事を書き続けるのは正直しんどい…」そう感じているあなたの気持ち、すごくよくわかります。実は今、MakeというノーコードツールとWordPressを組み合わせることで、記事の生成から投稿まで一連の作業を自動化することができるんです。この記事では、初めてMakeを触る方でも実践できるよう、仕組みの基本から具体的な設定手順まで、丁寧にお伝えしていきます。
MakeとWordPress自動投稿とは
Make(旧Integromat)は、異なるWebサービス同士を「シナリオ」と呼ばれる自動化フローでつなぐノーコードツールです。プログラミングの知識がなくても、ドラッグ&ドロップの直感的な操作でシステム連携を組み立てられます。
WordPressにはデフォルトでREST APIという機能が備わっており、外部サービスから記事の作成・更新・削除などができます。MakeはこのREST APIを呼び出すモジュールを標準搭載しているため、「キーワードを入力したら → AIが記事を生成して → WordPressに自動投稿する」というフローを、コードなしで実現できるんです。
以前はこういった自動化はエンジニアの専売特許でしたが、Make・ChatGPT・WordPressの三角形が整った今は、副業初心者でも十分に挑戦できる環境になっています。
記事生成から投稿までの手順
実際にどうやって設定するのか、基本的な流れをステップ別にご紹介します。ここでは「Googleスプレッドシートにキーワードを書いたら、ChatGPTが記事を書いてWordPressに投稿する」という定番フローを例にします。
ステップ1:WordPressのREST APIを有効化する
WordPress 4.7以降では、REST APIはデフォルトで有効になっています。外部からの投稿に使う認証方式として、アプリケーションパスワードの発行がおすすめです。WordPressの管理画面「ユーザー → プロフィール」の下部に「アプリケーションパスワード」という項目があるので、そこから専用パスワードを生成してください。通常のログインパスワードとは別に管理できるので、セキュリティ面でも安心です。
ステップ2:MakeのシナリオにGoogleスプレッドシートを接続する
Makeにログインして「新しいシナリオを作成」を選択します。最初のモジュール(トリガー)にGoogle Sheets → Watch New Rowsを選び、キーワードを記入するスプレッドシートを接続してください。スプレッドシートには「キーワード」「ステータス」などの列を用意しておくと、あとから管理がしやすくなります。
ステップ3:ChatGPTモジュールで記事本文を生成する
次のモジュールとしてOpenAI(ChatGPT)→ Create a Completionを追加します。プロンプトには、スプレッドシートから取得したキーワードを差し込む形で書きます。たとえば「{{キーワード}}について、WordPressブログの読者向けに1500文字の記事を書いてください」のように設定できます。プロンプトの質が記事の品質に直結するので、ここは丁寧に作り込むのがポイントです。
ステップ4:WordPressモジュールで記事を投稿する
最後のモジュールにWordPress → Create Postを追加して、サイトのURL・アプリケーションパスワード・ユーザー名を設定します。タイトルや本文には前のステップで生成されたテキストを差し込み、投稿ステータスを「下書き(draft)」にしておくと、自動生成した記事を公開前に確認できて安心です。
このシナリオを有効化してスケジュール実行(例:毎朝9時)に設定すれば、スプレッドシートにキーワードを書くだけで記事の生成と投稿が自動で動き始めます。
副業での実践的な活用例
自動化フローを実際の副業でどう使うか、具体的な活用パターンを3つご紹介します。
活用例1:アフィリエイトブログの記事量産
一番多い使い方がこちらです。「商品名+口コミ」「地域名+スポット」などのロングテールキーワードをスプレッドシートに貯めておき、MakeとChatGPTで毎日1〜3記事を自動生成します。週に一度まとめて確認・修正してから公開する運用にすれば、品質を保ちながら記事数を増やせます。最初の3ヶ月で100記事超えを達成した方もいるほどです。
活用例2:ニュース系サイトの情報収集と記事化
RSSフィードやGoogle Newsのデータをトリガーにして、最新情報を自動でまとめ記事にする方法です。MakeのRSS Feed → Watch New Itemsモジュールで特定ジャンルのニュースを取得し、ChatGPTに「この内容を200字で要約してください」と渡すだけ。時事ネタに敏感なジャンル(仮想通貨・転職・美容トレンドなど)で特に効果を発揮します。
活用例3:複数サイトへの一括投稿
Makeのシナリオは1つの流れで複数のWordPressサイトに接続できます。同じ記事コンテンツをジャンルの異なる複数サイトに少しずつ変えながら投稿するのは、手作業では非常に時間がかかりますが、Makeなら数分で完了します。サイト間のSEOバランスを意識しながら使うと、より効果的な運用ができます。
Make・Zapier・n8nの比較
MakeとよくバッティングするZapier、そして最近注目のセルフホスト型ツール「n8n」を比較してみます。WordPress自動投稿の副業利用という観点でまとめました。
| ツール | 月額費用(無料枠) | 使いやすさ | WordPress連携 | AI連携 | こんな人向け |
|---|---|---|---|---|---|
| Make | 無料枠あり(1,000回/月) | ★★★★☆ | ◎ 専用モジュールあり | ◎ OpenAI対応 | コスパ重視・複雑なフロー |
| Zapier | 無料枠あり(100回/月) | ★★★★★ | ◎ 専用アプリあり | ○ OpenAI対応 | シンプルさ重視・英語OK |
| n8n | セルフホストなら無料 | ★★★☆☆ | ◎ 専用ノードあり | ◎ OpenAI対応 | エンジニア寄り・コスト0希望 |
副業初心者にはMakeがバランス良くておすすめです。Zapierより無料枠が広く、日本語の解説記事も増えてきています。n8nは自由度が高い反面、サーバー管理の知識が必要なので、まずはMakeで慣れてから検討するのが現実的な順序です。
よくある失敗と注意点
実際に試してみると「なんかうまくいかない…」とつまずくポイントがいくつかあります。よくある失敗を先に知っておくだけで、かなりスムーズに進められますよ。
失敗1:AIが生成した記事をそのまま公開してしまう
最初のうちは必ず投稿ステータスを「draft(下書き)」に設定してください。ChatGPTは便利ですが、事実誤認・不自然な日本語・重複表現などが含まれることがあります。そのまま公開するとSEO評価が下がるだけでなく、読者の信頼を損ないます。自動化はあくまで「作業の補助」として使い、最終チェックは人間が行うという姿勢が大切です。
失敗2:認証情報の管理が甘くなる
WordPressのユーザー名・パスワードをMakeに設定する際は、Makeの「接続(Connection)」機能を使うのが安全です。テキスト欄に直接パスワードを書いてしまうと、シナリオをエクスポートしたときに情報が外部に漏れる可能性があります。アプリケーションパスワードを発行して、最小限の権限(投稿者権限など)で運用するのが鉄則です。
失敗3:OpenAIのAPI利用料が想定以上にかかる
ChatGPT(GPT-4系)はトークン単価が高めです。記事1本あたりの費用は数円〜数十円程度ですが、大量に生成すると月数千円になることもあります。最初はGPT-3.5-turboで試してコストを把握し、品質とコストのバランスを見てからGPT-4に切り替えるのがおすすめです。OpenAIの管理画面で上限(Spending limit)を設定しておくと、万が一のときも安心です。
失敗4:シナリオが止まっても気づかない
Makeはエラーが発生するとシナリオが停止することがあります。Makeの「通知設定」でエラー時にメール通知が届くよう設定しておくと、「気づいたら1週間止まっていた…」という事態を防げます。最初は週に一度、シナリオの実行履歴を確認する習慣をつけておくだけでだいぶ違います。
まとめと次のアクション
MakeとWordPressを組み合わせることで、記事生成から投稿まで自動化できることをご紹介しました。最初はシナリオの設定に少し時間がかかるかもしれませんが、一度動き始めれば、あなたが別の作業をしている間にもブログが育っていく状態を作れます。
副業として取り組む場合、自動化で生まれた時間を「キーワード選定」や「記事の質チェック」に使うのがとても効果的です。自動化はあくまで手段であり、読者に価値ある情報を届けるという目的は変わりません。その意識を持って使えば、Make×WordPressは副業ブロガーにとって本当に強力な武器になります。
まず試してほしいのは次の3ステップです。
- Makeの無料アカウントを作成する
- WordPressのアプリケーションパスワードを発行する
- Googleスプレッドシート→ChatGPT→WordPressの基本シナリオを1つ完成させる
「完璧なシナリオを作ってから始めよう」と思っていると、いつまでも動き出せません。まずはシンプルな形で動かしてみて、徐々に改善していくのが副業自動化の鉄則です。ぜひ今日から一歩踏み出してみてください。
実装前に確認したい自動化設計メモ
自動化の記事は、ツール名を覚えるだけでは実務に落とし込みにくいです。実装前に、何を自動化し、どこで人間が確認するかを決めると失敗を減らせます。
| 確認項目 | 判断基準 | 次の行動 |
|---|---|---|
| 対象作業 | 毎回同じ手順で発生しているか | まず手順を書き出し、判断が必要な箇所を分ける |
| 入力データ | どこから取得し、誰が閲覧できるか | API、フォーム、スプレッドシートなど入力元を固定する |
| 停止条件 | エラー時に止まる仕組みがあるか | 通知、ログ、手動確認ポイントを用意する |
手順を分解
小さく自動化
ログで改善
確認チェックリスト
- APIキーや個人情報を記事通りに扱わず、自分の環境で権限を確認する
- 最初から完全自動にせず、通知までの半自動で試す
- 実行頻度を高くしすぎない
- エラー通知とログ保存を用意する
- 公式ドキュメントで最新仕様を確認する
この記事を読む前に整理したいこと
ツール名は分かってきたものの、実際にどの業務を自動化すればよいのか、どこまで任せてよいのかで迷いやすいテーマです。 そのため、この記事では「知識を増やす」だけではなく、読後に何を確認し、どの順番で試すかまで分かるように整理します。
この記事では、いきなり大きな仕組みを作る前に、対象業務の選び方、設計の順番、失敗しやすいポイントを具体的に整理します。 すでに少し触ったことがある方は、表の判断軸から読み始めても大丈夫です。これから始める方は、最初に小さな一歩を決めるつもりで読んでみてください。
この記事で持ち帰れること
- 自分に関係するポイントと、今は無視してよいポイントを分けられます。
- ツール名や流行語ではなく、作業時間・費用・安全性・再現性で判断できます。
- 読後にそのまま試せる小さな手順と、失敗したときの修正方法が分かります。
判断基準の早見表
| 見るポイント | 確認する内容 | 行動の目安 |
|---|---|---|
| 毎回同じ手順がある | 請求書整理、問い合わせ分類、定期レポート作成 | 最初の自動化候補にしやすい |
| 判断が必要な箇所がある | 例外対応、承認、個人情報の確認 | 人間の確認ポイントを残す |
| 外部サービスとつながる | フォーム、スプレッドシート、メール、Slack | 権限とログを先に確認する |
実践までの流れ
対象業務を1つ選ぶ
入力・処理・出力に分ける
失敗時の停止条件を決める
半自動で試してから広げる
よくある失敗と直し方
| 失敗しやすい点 | 修正の考え方 |
|---|---|
| 最初から完全自動化を狙う | 通知だけ、下書き作成だけなど、人が確認できる範囲から始める |
| APIキーや個人情報の扱いを後回しにする | 権限、保存場所、共有範囲を実装前に決める |
| 動いた瞬間に完成と考える | エラー時の通知、ログ、再実行手順まで確認する |
そのまま使える整理テンプレート
この業務は、毎回「入力→判断→出力」の順で発生しています。まずは入力元を固定し、判断が必要な箇所だけ人が確認し、出力先を1つに絞って自動化します。
読者の方からよく出る疑問
初心者でも、この記事の内容をすぐ試せますか?
最初から大きな成果を狙う必要はありません。まずは1つの作業、1つのツール、1つの成果物に絞ると試しやすくなります。うまくいった型だけを残し、次の記事や次の作業へ広げるほうが安全です。
情報が古くならないか心配です。
AI関連の料金、機能名、利用規約、API仕様は変わりやすい分野です。この記事では考え方と実践手順を中心に整理していますが、実際に契約・導入・納品する前には公式情報をご確認ください。
結局、何から始めればよいですか?
まずは「自分が毎週困っている作業」を1つ選んでください。その作業を短縮するために、この記事の表から確認項目を1つ選び、30分だけ試してみるのがおすすめです。小さく試すほど、失敗しても戻しやすくなります。
